Your Favorite Enemiesのライブを見たことがありますか?

それは本当に素晴らしい経験です。一生忘れないものになります。その瞬間を言葉で説明するのは不可能です。バンドと観客との繋がりはとても強く、驚くほど激しいです。その夜の終わりには、自分が経験したことが信じられず、でも否定もできないような感覚になります。それはきっと毎晩メンバーがプレイするたびに、彼らがステージ上で全てを出し切り、そして再び生まれ変わるからではないでしょうか。私たちが観客として経験したことを、彼らもステージ上で経験するからです。私たちが観客の中で笑えば、彼らもステージ上で笑います。私たちが観客の中で泣けば、彼らもステージ上で涙を流します。私たちは、その日何が起こるのか想像もできないままライブハウスに到着しますが、彼らもまた同じ…何故なら、一つとして同じようにプレイされる曲はないからです。

“こう言うのは面白いんだけど、どのライブでも同じようにプレイしたことは一度もないんだ。僕らは、自分たちが何度も何度も同じように曲をプレイするiPodじゃないって信じてるバンドの一つだよ。僕らのは“オールイン”タイプの自由なんだ。それは不完全で、うるさくて、汗びっしょりだけど、本物だ。壮大な惨事と隣り合わせのような夜もあれば、素晴らしく心が高揚するようなひらめきとなる日もある。そしてライブに来てくれた人たちとのコネクションは、その夜の魂だ。全ては僕らがステージの上で抱きしめる瞬間、そして人々と分かち合い、曲を形づける交流についてだ。それは人々との驚くべき瞬間をつくり、残りのバンドメンバーを完全にクレイジーにさせる。僕が曲のフォームや構成からどんどん遠ざかっていく時にね!” – アレックス(オーストラリアの雑誌インタビューより)

ステージ上で起こるこの即興で一番難しいことは?ベンにとって、それはエキサイティングなものです。ジェフとしては、解放する難しさを感じます。ムースは自分の腕が最後までもたないのではないかと怖くなります。セフはフォローすべき微妙な変化に気をかけなくてはなりません。ミス・イザベルは、作曲中の瞬間に戻れたらと思うことがあります。しかし、それが瞬間の全て。一度終わってしまっても、自分の中で生き続け、否定出来ないほどの大きなインパクトが心に残るのです。でも、それを再現することは二度とできません。

お気に入りの瞬間は?

ジェフ:Ti-Guan Bar, Guangzhou, 中国 – 2011年5月14日
あれはとても激しかった。まるであの時が人類最後の日で、明日はもう来ないかのようだった!僕はプレイしている間、知らない間に観客にすごく近づいてたんだ。そして僕は思い切り叫び始めた。それまでの人生で叫んだことがないくらいにね。彼らは僕に叫び返して来た。最高の時間を過ごしたよ。自由が許された瞬間だった。自分たちが生きてるってこと以外は、どうでもいいかのようにね!

セフ:Concorde 2, Brighton, イギリス – 2013年5月17日
あれは、「Empire of Sorrows」をプレイしてた時、クレイジーでうるさいリードに入る前だった。俺は、観客と何かクレイジーなものを経験しようと、ステージの前へ行き彼らに近づいた。あの時、俺の中にあった感情を説明する言葉はない。だが、あれがとてもパワフルだったと言うことができる。あの瞬間から、ステージ上での俺はもう同じじゃない…

ムース:Les Mains d’Oeuvre, Paris, フランス – 2013年5月24日
時々アレックスは、僕のベースドラムに登って、心の中にあるものを吐き出すときがあるんだ。それは僕にとっていつも特別なんだよ。ある夜、彼は突然、僕のシートに足をかけ、共に叫ぶために彼の頭を僕の頭に近づけてきた。僕はこの瞬間を忘れないよ。まるで、この一瞬、僕らの夢を生きるために、共に分かち合ってきた年月、共に歩いた道を感じることができたかのようだった。本当に大切で、永遠に忘れない瞬間さ!

ベン:Midi Festival, Shanghai, 中国 – 2011年5月8日
アレックスは観客にむけて、解放と夢について話していたんだ。この言葉に深く感動した女の子がいてね…彼女は叫んでいて、それから泣き出した。僕は、それが彼女にとってどれだけ解放的に感じたか分かったんだ。まるで初めて全てを吐き出す自由を許されたかのようだった。その後、彼女は疲れきって、立っていることができなかった。でも近くにいた人々は彼女を持ち上げ、ボディサーフィンしたんだ。

ミス・イザベル:Red Sugar Jar, Shenzen, 中国 – 2011年5月12日
初めてライブハウスであんなにも激しく人々と繋がるのを見たの。突然15人くらいの人がステージ上で私たちと一緒にダンスしたり、私たちの楽器をプレイしたりしてたのよ。そうしてすぐに、他のメンバーはみんなステージの下にいて、それでもまだプレイし、私たち自身の瞬間をつくっていたことに気づいたの。結局私は、一曲まるまる女の子の手を握りながらプレイしていたわ。とても特別で、とてもスピリチュアルに彼女と繋がりながらね…

Your Favorite Enemiesのライブは経験です。
情熱的で、本物で、人生を変えるような経験。
日々の出来事でも、レコーディングでも、そしてライブでも。
だって、大事なのは自分自身でいることだけですから。

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