日本国内盤

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Tower Records
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アルバム情報

このアルバムは2013年3月20日にキングレコードよりリリースされました。バンドのシンガーであるアレックスより、日本国内盤アルバムに込めた特別な魂についての言葉を読んで下さい。

”Between Illness And Migration”というのは、国籍、文化、言語、宗教、性的指向や個人的価値に関わらず、僕らみんなが経験する旅だ。それは信頼と失望が似通っている道、希望と不幸を区別するのが難しい航海、贖いと自暴自棄がいつも同じに見える遍歴。それは僕らの心と魂の個人的な状態なんだ。壊れた夢の暗闇が、僕らの生きたいという明るい望みの地平線を、曖昧にさせる場所。そのぬぐい切れない本質を避けたり否定したいと望むほど、人生のある時点で僕らはみんなその道を通る。周りの人々や愛する人々を助け、救えたらと思うほど、彼らがその旅の途中で道に迷っていたことを知るんだ…

何となく、僕らはみんな悲しみの影を生きたり、それに対処する方法を学ぶんだと思う。たとえ、時に自らの悲しみで嘆きを育てていたとしても。けれど、絶望や侘しさ、失望を抱えているにも関わらず、孤独の霧や苦悩に満ちた暗闇の時期を経て、光が輝けるかどうかを見るために、人生に再びチャンスを与える人々がいる…彼らは、その光のおかげで深い夜の恐ろしさを乗り越えられるんだ。たとえ、時にその光が最も弱い輝きや、最もぼやけた光の反射だったとしても。彼らは新たな朝の夜明けの色が、かつて日没の苦痛でできていた憂鬱を、ゆっくりと覆うのを見る。そして地平線が、新しい鮮やかな色合いの約束を紐解いているのを見るとき、彼らは永遠に失ったと思っていたものへの、新たな誓いの温かさを感じるんだ…かつて彼らを不幸の地に抑えていた全てのものを手放す時、彼らは人生の新たなヴィジョンを現実にする…許し、贖い、自由そして再生を経験する。それは彼らの震える肌を覆い、ゆっくりと彼らの心と魂の深みへとしみ込んでいく、再び芽生えた人生の温かさ…自由だ。

このアルバムは、夜の終わりへの親密な巡礼を綴ったライナーノートかもしれない。または、心に悩みを抱えた外国人が日本に平穏な家を見つけ、彼の新しい家を確固たるものにする素晴らしい人々へと恋をしたことの証かもしれない。このアルバムがどんな風に受け取られ、理解されようと、僕らみんなにとって共通の物語であることに変わりはないんだ。これは多くの個人的ルネサンスの物語的記録であり、全ての人が再生をするためのサウンドトラックでもある。

君が”Between Illness And Migration”を、心強い贈り物として受け取ってくれることを深く願うよ。君が自由になるためのインスピレーションになることを、誠実に祈り、そして願っている…捨てるんじゃなくて、手放すんだ。人生を思い切り抱きしめるためにね…君自身が自由に生きられるものとしての、何度でも自己改革できるものとしての、人生。そして、これまで君が僕に教えてくれたように、手放し、自由になるために、自分を見失う必要はないんだ。憂いと変遷の間は、再生へ、もうあと一歩の信頼なんだよ。君の足は疲れ果てているかもしれない。家へ帰る途中で、君は気を落とし、失望するかもしれない…けれど、愛が暗闇の中で君を導く光となるよう、祈っているよ。真の愛は君を裏切らない。僕はそれが真実だと知ってるんだ。だって、僕の深い絶望の時期から、君は何度も僕を救ってくれたから。

-Alex