あなたにとって“Between Illness And Migration”とは?

先週、私は6人のバンドメンバーにメールを送って、彼らにとってBetween Illness And Migrationとは何かを聞きました。何も難しいことはないと言うでしょう。このアルバムは私たちが最大限に生きた旅であり、今この瞬間も続いているものですから。でも、厄介なことが一つありました:110字以内であること。そうすれば彼らの写真と一緒に、その言葉をツイートできるからです。そうすることによって、彼らにとってアルバムがどんなものであるかの真髄を、飾ることなく、言葉を付け足すことなく、捉えたいと思っていました。思いついたそのままの、生の言葉を。少し手こずったあと、メンバー全員が、短いけれどとてもパワフルな答えを私に送り返してくれました…1人ルールを無視した例外がいますけど!

あなたにとって、このアルバムはどんなものですか?下にコメントに書いて、教えて下さい!

– Stephanie

このアルバムは目に見えないものを信じるための頌歌だよ!予期していなかったサプライズを受け取るために、自分の心の最も深い望みにチャレンジすることについて!
– Jeff

アルバム制作を始めたときは、自分を失うのが怖かった。でもそうできて良かったわ!自分の中の小さな私を失い、私は自由を見つけたの。私たちを見つけたのよ!
– Miss Isabel

恐怖と疑いは自らを閉じ込める…解放によって生まれる自信は、自らを永遠のものへと導く…
– Sef

アルバムを作りはじめたとき、僕らは6人の異なる人間がそれぞれの嘘や不協和音の現実で、生き残ろうとしていた。でもプロセスを通して、自分たちのものだと思ってしがみついていたもの全てを脱ぎ捨て、僕ら自身を見つけたんだ。最も深い幻想と影を完全に手放したとき初めて、自分を保っていた悲しみと、自らを疎外した絶望へと死ぬ勇気を見つけた…そして真新しい太陽の色が生まれ、ずっと否定し続けた僕らに共通する光の中で、もう一度信じることへと導いたんだ。僕らが自分自身への執着を捨てると決めたときに初めて、互いへと戻る道を見つけたんだよ。その後、アルバムはそのユニークな本質を明らかにした。僕らがこの旅を味わえるように、そしてそこにある真髄を見つけられるように…
– Alex

自らの性格や疑いを越えた、今まで経験したことのないような正直な旅。本当の復活。
– Ben

Between Illness And Migrationは、自分自身、そして僕ら自身を受け入れることによって生まれる真実。今も続いている歩みなんだ。
– Moose

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Between Illness And Migration:もう1年前!

ちょうど1年前の今日、Your Favortie Enemiesはジョン・アグネロがアルバムのミックスをしていた場所、ニューヨークへと飛びました!レコーディングはそれまでに経験したことのないようなプロセスでした。彼らが“可能”だと思っていたものの限界や壁を越えようとしたのです。彼ら自身の夜の終わりへの旅…海の穏やかな再生を探した、めまいのするような大都市の巡礼、ツイストされたサウンド、高揚するスピリチュアルな旅…

全ての始まりからもう1年経ったなんて、夢のようです…私たち一人一人の心に今もとても近いように思えます…このアルバムは、私たちの物語の一部となりました。曲を分かち合い、その感情を分かち合い、それについての会話を通して…

この旅に参加してくれて、どうもありがとうございます!あなたが知るよりもずっと、あなたはこの旅の一部ですよ!

– Stephanie

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曲について: Muets Aux Temps Des Amours

本質的に、厳格で非難的な”Obsession Is A Gun”と、その多元的本質と二元的エッセンスでどことなくリンクされている、”Muets Aux Temps Des Amours”は、人生の移ろい(儚さ)の明快な自認であるが、時の移り変わりへの希望に溢れるヴィジョン(時の移ろい)でもある。静かだが、バンドの感動的なギターのフィードバックの波を通してノイズに表現され、フォスターによって壮大に書かれ、Momoka Tobariによって鮮やかに命を吹き込まれた詩を通して表現された熟考の、毅然とした瞬間となっている。”Between Illness And Migration”の旅がゆっくりと移り変わりの雰囲気や明るいトーンとなっていく瞬間の内省的な面を否定することは出来ない。

愛を花開く約束に忠実な永遠に続く桜の木になぞらえ、失われた自らの魂に降り注ぐ光を歓迎するために、抽象的に繋がった記憶の全てを手放すという決意を告白しながら、フォスターが彼自身の心の悲しみを認めるように、”Muets Aux Temps Des Amours”はその純粋で希望溢れる特徴的な意図を紡ぎ出している。それはフォスターが日本に見つけた家についてかもしれないし、彼自身が生きることを許した愛についてかもしれないし、もしくはずっと以前に置き去りにした神との新たな関係についてかもしれない。数えきれないほどの質問に、少ししか答えることをしない彼の儚さに関わらず、彼は旅の岐路に立っている。それでもなお、彼は朝日に照らされた新しい購いの本質を信じている…それがどんな意味でも。

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嵐と穏やかな太陽の繋がり…

どの曲にも隠された物語があります。そして「Muets Aux Temps Des Amours」は、アレックスにとってとても特別な曲の一つです。

“この曲は僕が最も誇りを持っている曲だよ。最初の直感を最後まで貫くことができたんだ…ただめちゃくちゃな曲になっただけかもしれない。でも本物で、真実で、正直なもの…そしてめちゃくちゃだ…” – アレックス


この写真は「Muets Aux Temps Des Amours」の作曲プロセスの間に撮られたものです。
歌詞がまだ完成していない時に選ばれたタイトルが現在のものと違うのに気づきますね。
一文字が大きな違いを生みます。

「Muets Aux Temps Des Amours」は、悲しみに溢れた心の状態を認めることについての曲。心を縛る抽象的な思い出を手放す決意を確かなものとする意志の告白について、失われた魂に降り注ぐ光を迎えることについて。この曲は愛を永遠の桜の木になぞらえているんだ。そのフォームもサウンドも型にはまらない「Muets Aux Temps Des Amours」は、「Obsession Is A Gun」を作曲した時の感情からインスピレーションを受けて生まれた曲。本質的には互いにリンクし、「Muets Aux Temps Des Amours」は「Obsession Is A Gun」の曲とは全く逆の感情を呼び起こす…それは必要不可欠な推移だった。嵐から穏やかな太陽、深刻な傷から深い癒し、憂いから変遷への。

ーステファニー

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日本語リリック:スタジオでの経験

「A View From Within」、「Obsession Is A Gun」と「Muets Aux Temps Des Amours」の日本語の歌詞に気がつきましたか?これらのナレーションをしているのはMomokaです。たとえ私たち一人一人にとってこの言葉が謎めいたものだったとしても、これらの歌詞や言葉は曲の中で大事なパートでもあります。

アレックスの言葉を翻訳し、それらを具現化するのはいつも簡単なわけではありません。なのでこのブログに、Momokaを招待し、その経験をシェアしてもらうことにしました。

– ステファニー

– アレックスの歌詞を日本語に対訳することはどうでしたか?

アレックスの歌詞の対訳をすることは、私にとって最高の名誉であり、最高に恐ろしい冒険だと思いました。普段から詩的要素の強い文章を書くアレックス…歌詞となったら、どんな未知の世界が広がっているのだろうかと不安と期待で胸がいっぱいになりました。私が歌詞を日本語に訳したときは、曲のメロディーも何も知りませんでした。本当に言葉と私だけの世界だったんです。次々と新しい歌詞を受け取る度に、まだ誰にも読まれていない真新しい物語を紐解いていくみたいで、すごくワクワクしたのを覚えています。

ただ、不安は常にありました。アレックスが一言一言、どれだけの魂と意味を込めて選んでいるのかを知っているからこそ、それを日本語にするのが怖かったです。でも、不安の種をあげ始めたら切りがありません。どれが正解で、どの解釈が正しくてって、誰も言ってくれない。だったら自分を信じるしかないし、自分にできる精一杯を注ぎ込むしかありません。そうやってできた訳です。私にとってはどれも思い出深く、見返すのが嫌なのと同じくらい(あら探しをしてしまうから)すごく大切にしたい言葉たちなんです。だから願わくば、皆さんに時間をかけて読んで欲しいなって思います。アルバムの曲同様、何度も何度も聴いて、読んで欲しいですね。これからアルバムを手にする人も、サウンドだけでなく、言葉の世界にもじっくり浸って欲しいと思います!

– 「A View From Within」、「Obsession Is A Gun」と「Muets Aux Temps Des Amours」の3曲で、あなたの声を聴くことができます。スタジオでの経験はどうでしたか?

初めてスタジオにあるマイクの前に立った時の恐怖は忘れられません。その前までは楽しもうと思っていたんです。こんな貴重な体験、思い切り楽しまなきゃ損だ!って…。でも、いざマイクの前に立ったら…緊張と恐怖と、期待を裏切りたくないっていう気持ちが交差して、完全にパニック状態でした。アレックスはシャイ?そんなの嘘だ!って思いました。笑

でも、そこですごく実感したことがあります。バンドメンバーは良く、自分自身をさらけ出す必要性とか、仲間を信頼することの大切さについて話したりしていますが、本当にその通りだって思ったんです。みんなが見ている前で、声を発する。それだけのことだけど、ジャッジされると思うと、途端に怖くなります。期待外れだと思われたら?想像と違ったと思われたら?笑われたら?それを考えただけで、恐怖です。でも、それを超えて彼らを信頼することが必要でした。大丈夫、彼らは私のいる状況が良く分かってる。彼らもこういう段階を経てきてるんだ…自分に何度も“大丈夫だ”と言い聞かせました。そして、彼らが私をリラックスさせようと、気を遣ってくれているその温かさもちゃんと伝わっていました。その優しさがすごく嬉しかったからこそ、ちゃんと最後まで自分に出来ることは最大限やろうと思えました。こういう形でアルバムに参加することができてすごく光栄だし今でも信じられないくらいだけど、私にとっては何よりも、“信頼”について少し学ぶことができたとても貴重な体験でした。

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I Just Want You To Know:印象

「I Just Want You To Know」のビデオがリリースされてから、もう1ヶ月が経ちました。そのコンセプトから、撮影をし、その映像を初めて見るまでに、バンドメンバーは様々な感情を経験しました…彼らのビデオの印象を読んでみて下さい!

Alex
初めは、自分が解放するための呼びかけや、人生の新たなチャンスを掴むための個人的な観点だったように思えた曲が、全ての人に通じる贖いの叫びと自由の祝福となったんだ…それが、僕の持つ赦しと慈悲の素晴らしい旅路へのイメージだよ…

自分自身の高みの家を通して、このビデオに色を加え、自分のものとすることにみんなを招待するよ…そう、僕らはみんな雑音以上なんだ…そして自由は、重力を決定づけるどんなタイプの決意とも異なるんだよ。手放すことで、飛び立つことができるようにね…

Jeff
「I Just Want You To Know」のビデオを初めて見たとき、本当に全ては可能なんだってことを思い出させてくれたよ…僕らの心の奥底で響いてる無理っていう強力な言葉を、再定義しなきゃいけないんだって。僕ら一人一人が、創造し、愛し、輝き、そして失敗や献身や自分自身を信じる心、なりたい自分や達成したいことの限界を押しやる力があるんだってね!

Sef
「I Just Want You To Know」のビデオを見終わった後に、自分の中に浮かんだ言葉は“生への緊急性”だった。バンドが持ってる全てを出し切り、スケートボーダーたちが周りをジャンプしてる中でも、互いの間にあるまとまりをキープしているのが見える。炎は烈火のごとくダンサーをまとうが、彼らの動きをサポートする優雅さも持ち合わせてる。命や情熱が息づいてるんだ。建物の屋上でこのビデオの撮影をしていたときに見ることができたものは、俺にとって特権だった。プロデューサーやビデオクルー、スケートボーダーや、撮影を見に来てくれた兄弟、姉妹たちとの出会いはとても新鮮だった!みんなで一緒に共有することのシンプルさと喜びがある中で、素晴らしいものを作りたいという願いがあったよ。

そしてジェフは良い仲間を見つけたんだ。休憩の度に何かをつまんで食べていたプロデューサー!!あと3人のスケートボーダーの話にも感動した。年上の2人が才能溢れる若いライダーを守ってるって話だ。彼らは自分たちを超えて彼が輝くのを恐れることなく、彼に全てを注いでいるんだ!愛は野望に満ちた利己的な考えを超える。それは人々との交流へとインスパイアされ、その交流を通して経験し、永遠となる!そのスピリットこそ、この特別な日に溢れていたものだと信じてる!!!!

Miss Isabel
どの撮影ロケーションでも、私はそこで実演されたアートの美しさに感動させられたわ。ファイアーダンサーからスケートボーダーまで。身体を使ったそのアートは、とても鮮やかで複雑だった。でも、どうやったらこの全くタイプの違うアートが、同じ一つの映像の中に溶け合い、曲を表現するんだろうって不思議だったわ。初めてビデオクリップを見たとき、私は理解しただけでなく、そのイメージの裏にあるパワーを感じ、全てのシーンが曲に新しい深さを与えてくれていた。スケートボーダーは重力に逆らいジャンプして、毎回リスクを負い、落ちることを恐れず限界をプッシュしていた…“Don’t you wish for wings to fly”(飛び立つための翼が欲しいと願っていないかい)…そして、激しい炎と舞うアーティストたち、影がより鮮やかに見える幻想の世界の映像、でも同時にその映像は全てが可能だと思わせてくれるの。

そして私は撮影中、子供みたいに喜んでたのを覚えてる。目の前の炎に驚き、スケートボーダーのジャンプに感激してた。そしてどの子供もそうであるように、私も火で遊びたかったの。(実は光のボールには挑戦したんだけどね…リスクは低いでしょ…自分にも、他人にとっても…笑)そしてスケートボードにも挑戦したかったの(まぁ、これは本当に挑戦したわ…そう…スケートボードに乗って直線に数メートルでも進んだら、スケートボードしたって言えるでしょ?)

ビデオに戻るわね…
最初はモノクロの映像に驚いたわ。でも不思議なことに、見てるうちにモノクロだってことを忘れてたのよ。私はアレックスが歩いているシーンの親密さがとても好きなの。新たな一歩を踏み出したいっていう強い願いを取り囲む儚さに触れられそうな感じがするところ。

このビデオを、私は誇りに思うわ。だって一人一人が、恐れることなく自分の最高を出し切る必要があったんだもの。その結果は息を飲むほど素晴らしいものだわ。

Ben
このビデオを見るときに感じる感情を説明するのは難しい。この曲は俺にとってすごくパワフルな曲で、長いこと吐き出したいって思っていた叫びなんだ。この曲の最初のドラフトを書いたときを思い出すんだよ。どれだけ惨めに感じ、孤立していて、絶望と孤独のサイクルを経験していたかを。安っぽい愛へと自分の品位を踏みにじった時について考えていたんだ。アレックスがこの素晴らしい歌詞を書いたとき、俺はすごく感動した。だって、多くの人が必要としていた声になったんだから。それは多くの人の声が集まったものだった…“そうさ、俺たちはみんなめちゃくちゃだ…そして時に肩に手を置いてもらうことが必要なんだ”

このビデオはその全ての要素を正しくさせてる。ファイナルバージョンのビデオを初めて見たとき、俺はただ“今何が起きたんだ…?”って感じだった。バンドの激しさに見る熱いパッション、アレックスから感じる親密で、謎めいた不明瞭さ、そして激しく燃える炎。俺の心に語りかけていると本当に感じたし、初めて自分の感じたことを説明するのが難しいって思ったんだ。そしてそれを分析したり、言葉に当てはめようとして台無しにしたくなかった。でもメッセージは俺の中で更にクリアになり…そのおかげで、曲は更に強く語りかけるようになったよ。

Moose
世界中の色々な場所でこのミュージックビデオを撮影する機会と特権があったという事実からして、もう既に素晴らしい現実だし、ファミリーが一緒になったときにどれだけのことが出来るかっていう鮮やかな証だ。だから僕は圧倒されていたし、「I Just Want You To Know」の激しく、且つ内省的なキャラクターを表現する様々な要素から出来上がるものに、信頼を置いていたんだ。ファイヤーダンサー、スケートボーダー、バンドのパフォーマンスにアレックスが個人的な旅へと導くその親密さ。ただ、5分37秒の中にどうやってその全てを融合させ、表現するのだろうかってことは想像がつかなかった。人生のほとばしりを。

このビデオはバンドのパフォーマンスだけでも良かったかもしれない。ファイヤーダンサーだけでも、アレックスだけでも良かったかもしれない。でもこの曲が個人的であり、同時に多くの人が寄り添えるものであるから、異なるアングルを互いに溶け込ませることができて良かったと思う。僕が一番感動したのは、このビデオが、僕が表現したくてもどうやって表したら良いのか分からなかったり、不器用な方法でシンプルに吐き出した叫びが、外へ向けた曲のメッセージとともに個人的な探求をもたらしたことだ。ビデオを見たとき、気持ちが良かったよ。僕は映像に引き込まれ、そして呼吸したいと感じ、自分にとって音楽がいつもどんなものであったかというコアへと立ち返らせてくれた。飛ぶための翼…”Don’t you wish for wings to fly…”(飛び立つための翼が欲しいと願っていないかい)音楽が僕の翼になってくれたっていう思い出が数えきれないほどある。僕が夢見ていた場所、もしくは突如としてありのままの自分になれた瞬間、僕が自由になれた場所…

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『Between Illness And Migration』のヴィジョン

どのアルバムも独自の魂、独自の精神を持っています。そして疑いなく、アルバム『Between Illness And Migration』もその例外ではありません。アルバムをレコーディング中、メンバーはアルバムに何を注ぎ込みたいか、自分たちにとってのアルバムとは何かについて何度かディスカッションをしました…以下の言葉がそのディスカッションがどんなものだったかを物語っています。

このアルバムは僕らの全てをかけるアルバムになる。僕らが持ってたなんて知らなかったものまでね。
このアルバムは戦争だ。互いに向けてのじゃない。僕ら全員が一つになって、曲と戦うんだ。
このアルバムは全ての瞬間の死。でも、もしもそれが本物なら、僕らは再び生まれ変わる。

幻想、安全なゾーン、自分はこうだと思っていたもの全て…それよりももっと多くが自分たちの中には生きていると気づいたのが、このアルバムを制作していた時でした。ダークな部分も、明るい部分も。それが全て去っていく前に、しっかりと受け入れる必要があったのです。曲を作りながら、それらは次々と去っていきました。私たちのガッツを吐き出し、魂を叫ぶことを通して。私たちは自分自身を見つけ、そして仲間についても発見をしました。音楽を本物にするために、自分自身に正直になり、仲間に対しても真実でいなければなりませんでした。他の道などないと分かっていました。私たちの全てを出し切らなければなりませんでした。力つきなければいけなかったんです。そして再び生まれ変わるために。毎日、私たちは自分へと死ななければなりません。信じる心を選び、何が起きても、再び生まれ変わることができると信じなければならないのです。時に酷く傷つく日があったとしても、信じる心があれば、喜びをもたらしてくれます。そして、だからこそこのアルバムは本物なのです。私たち一人一人の憂いと変遷の間に起きた旅路のステップを表しているのです…今も続く旅路の。

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I Just Want You To Know… パワフルなイメージ

音楽はとてもパワフルなものです。毎回聴く度に、記憶や思い出、分かち合った瞬間や時間などを呼び起こします。私が「I Just Want You To Know」について想うとき、このポスターについて考えずにはいられません。バンドがこの曲を作曲し、命を吹き込み、私たちが大広間と呼ぶ教会の真ん中でみんなで演奏していた頃に、この曲を表すイメージとして見ていたポスターです。曲に微妙な修正を加えていた時期でした。

アレックスは、このポスターを見せて「これが I Just Want You To Knowの全てだ」と言いましたが、その意味について詳しく説明したことはありません。きっと私たちそれぞれが違う意味を持っていると想います。このイメージは、曲がそうであるように、私たち一人一人にとって異なる意味を持ち、自分が成長するに従って、その意味も成長し変化していくんだと思います。

“古いものは過ぎ去った。全てが新しくなる。”

何となく、これが全てなんだと思います。再び生まれ変わることへの盲信。あなたがどんな状況にいようとも…

–ステファニー

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“I Just Want You To Know” – About The Song

「I Just Want You To Know」は、Hopeful Tragedy Recordsより2014年2月26日にリリースされるYour Favorite EnemiesのUKデビューアルバム『Between Illness And Migration』から、力強く高揚感に溢れたセカンドシングルです。

Kerrang! 誌が“耳に馴染みやすい曲トップ5”に入ると称した「I Just Want You To Know」は、そのビデオクリップもオーストラリアと日本にて行われた”More Than Noise And Make-Believes” 2013ツアー中に、Your Favorite Enemiesの”Do It Yourself”精神によってセルフプロデュースされました。

ビデオクリップにはプロフェッショナルスケーターであるNaohiro Abe, Ryo Sejiri & HIrotoshi Kawabuchiをはじめ、国際的ファイアーアーティストのAdam Lobbestael 、そして日本の名高いアヴァンギャルド火舞集団“火付盗賊”のメンバーがフィーチャーされています。

“この曲が、自分を抑え続けてきたもの全てを手放す個人的な決断から来る自由についてでありますように…感情的に属さないのであれば、感情的意味合いと調和することについてでありますように…拒絶されることによる心の傷と同じくらい無関心による見えない傷についてでありますように…。この曲は僕らの頭の中にある荒々しくうるさい音であり、それに伴う途方もない沈黙なんだ。偽りの自己防衛のサイクルを壊すことについて、より良い明日を信じる心に影を作る幻想を打ち破る希望的光について…自由と約束について…そして究極的には、“自分”でいることの確固たる姿勢についてなんだ。失ったことをどんなに恥じていようと、疑いをどんなに後悔していようともね。新たなチャンスを掴むことについてだよ…”と、曲の意味や文脈について尋ねられたアレックス・フォスターは答えています。

“直接的アプローチ”という言葉は、Your Favorite Enemiesの曲を描写する際に、シリアスな視点で受け取る必要があるが、”I Just Want You To Know”もそのような曲の一つと言えるだろう。ギターリフが利いた、シューゲイザー、ポストロック、そしてギターの探求的並列、歪められて不安定なベースライン、複雑なドラムの提示、困惑させるようなキーボードの低音、赦免や信仰、個人的ルネサンスを探し求めている怒りに溢れたシンガーの告白的占有の混合として考えた時に、初めて直接的アプローチと言える…もしくは、Your Favorite Enemiesが“直接”という言葉を誤用したのだろう。Nirvana,、Sonic Youth、 GrindermanやMars Voltaを考えてみて欲しい。もし彼らがThe Pixiesと一緒に曲をつくっていたら…そのように誤用した直接的アプローチなのだ。

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「I Just Want You To Know」のアートワーク

飛び立つための翼が欲しいと願っていないかい
嘘から自分を解放するために
ねぇ、叫ぶための強い意志があればと夢見ていないかい
君の嘆きを悲しげな色から遠ざけるために
持ちこたえるために

ただ君に知って欲しい
僕らは幻想を育てている
みんな同じじゃないのかい
絶望の囁きは愛を描く
全ての恥から
僕らはただの雑音以上だ
僕らはただの雑音以上だ

いつまでも続く音を願ってはいないかい
君のあげた声が空に届くように
ねぇ、泣ける強さを求めてはいないかい
君の灯を吹きだまりの突風にするために
吹きだまりの突風に

こんな気持ちに 君はもう耐えられないんだろう
君を殺そうとしてる、内側から殺そうとしてるんだ、君の心を
こんな気持ちに 君はもう耐えられないんだろう
君を殺そうとしてる、内側から殺そうとしてるんだ、君の心を
心を殺そうと、君を殺そうとしてるんだ

ただ君に知って欲しい
僕らは幻想を育てている
みんな同じじゃないのかい
絶望の囁きは愛を描く
全ての恥から
僕らはただの雑音以上だ
雑音
それ以上のものがあるんだよ、分からないかい

身を預けることの出来る場所なんてあるんだろうか
絶望の傷の中で、地面を感じられるような
僕は一度神に祈った、ドアを越えて、冠に触れるために
信仰は痛みのようなものだ、全てを手放すのは難しい
慰めはきっとどこかに残っているんだろう、もっと高いところに
そこへ辿り着くまで、きっと僕らはただの
僕らはただのショーの一部にすぎないんだ
僕らを「家」と呼ぶ誰かの声を待ちながら
僕らを家と呼ぶ
僕らを家と呼ぶ
誰かの
誰かの声を
声を

ただ君に知って欲しい
僕らは幻想を育てている
みんな同じじゃないのかい
絶望の囁きは愛を描く
全ての恥から
僕らはただの雑音以上だ

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