お気に入りのライブ曲

アルバム『Between Illness And Migration』のサポートのために、オーストラリアと日本をツアーしたばかりのメンバーなので、私は彼らにライブで最も楽しんだ曲が何か、そしてその理由を聞きました…彼らの答えをここから読んでみて下さい。

– Stephanie

『Between Illness and Migration』をライブでプレイするのは、レコーディングしたり自分で曲を聴くときと全く違うわ…東京での最後のライブで、私はとっても激しくて、達成感に溢れる感覚を経験したの。それは「1-2-3 (One Step Away)」をプレイしてる時だった。
“At 1,2,3, I gotta let it go
At 1,2,3, I need to rise up on my feet… find some upper room”
オーディエンスがこの招待を受け取ることによって、私は曲をより深く理解できただけでなく、全く新しい自由を経験できたように思うの。

みんな手を高くあげ、一つの大きな波のようにロックしてた。多くのパッション、多くの夢と希望、そして大きなパワーがそこにはあったわ…私はこの流れに圧倒されていた。たとえ私の手がキーボードを弾いていても、私の心やスピリットや感情は、みんなの結束した動きに高められていたの。この曲は私たちの意思表明のように感じたわ。“私は生きてる。私は自由。私は約束へと新たな一歩を踏むわ。今回は一人じゃない。私のようにもがき、不完全で、でも自由になりたいと望む人たちに囲まれながら、私は一歩を踏み出すの”ってね。

– ミス・イザベル

1曲だけを選ぶなんて難しすぎるよ…毎晩新しい体験で、その全ての曲が僕らみんなにとってそれぞれ意味深いんだ!僕は全部大好きだよ。特に『Between Illness and Migration』の曲をプレイするのは、とても深い航海だ。個人として、バンドとして僕らが経験してきたこと全てを表してる!でも、僕の人生を本当に変えた瞬間は1つ選べるよ。すごくびっくりしたんだ。だって、そんなことが起きたのはその時だけだったし、正直言って、それが何で起きたのかも良く分からないからね!笑

僕らはパリで、「From the City to the Ocean」をプレイしてた。アレックスがムースのキックドラムに乗っていて…オーディエンスにいる友人たちとの交流は、まさに非現実的だった。目をつむり、手を上にあげている人々を見るのは、大きな海の波を見ているようで、でもとても美しく、目を離すことができないくらいだった。まるで自分のためだけに、波が岸辺に来るかのようだったんだ。そして僕は、この曲を作った時のことを思い出し始めた。バンドが最も暗い時期を過ごしていた時の”Cow Land Studios”(以前のスタジオ)で、自分たちの問題とか全て忘れて、安全ネットなしに飛び込もうと決めた時だった。そして文字通り、この曲は突然出来上がった。自分の名前が書かれた紙が、海で拾ったボトルの中に入っていたかのように…僕らはこの曲を何度も何度も何度もプレイしたよ。音楽を一緒にプレイするのがどれだけ素晴らしいことだったかを思い出しながら。プレイしながら、互いにあった壁が崩れ落ちていくのが見えた…僕が一生忘れない瞬間だ!まるでイエスが僕のもとに来て、“目覚め、そして行きなさい”って言ったかのようだった。

あの夜も同じだったんだ。「From the City to the Ocean」をプレイしている間、僕はブラザーであるアレックスをただハグしたかった!それは僕らの目の前にあった美しい波の完璧な延長のように見えたよ…僕は感謝しながら、ただ泣きじゃくってた。僕らの友情や絆が、人生にとってどれだけ大切かを改めて感じながら…それが僕らの全てなんだ!残念だけど、こういう瞬間も終わらなければならない。でも僕も、あの晩そこにいたみんなも分かってる。あの瞬間は永遠に生き続けるって!ただ完璧だった!大好きだよ、僕の友人みんな!ここ以外にいたい場所なんてないさ!!!

– ジェフ

ツアー全体を通して、俺が最も楽しかったと思うのは、京都の寺での「Open Your Eyes」だ。このライブはすごく親密なものだった。寺でプレイすること自体が、俺にとっては日本の人々との繋がりを鮮やかに表しているんだ。彼らの歴史と文化的遺産に根付いた場所にて自分自身をさらけ出しながら、この交流を経験すること…。俺たちは共に親密さとsの安全な場所に命を与えた。シンプルにありのままの自分になることによって!「Open Your Eyes」はバンドの初期に分かち合った曲だ。アレックスがこの曲について話し、俺が曲の一小節目を弾いた時の人々の目…一生忘れない!曲のブリッジに新たにつくったパートは、俺にとって分かち合うのがとても特別なんだ。そしてあの夜は本当に魔法みたいだった!激しいノイズの中に高音が鳴り響く。まるで自由への叫びのように…そしてその後の、雰囲気のある穏やかなパートで、人々は笑顔で目をつぶっていた…みんなで一緒に最大限このユニークな瞬間を生きていたんだ。俺たちは、誰も止めることのできない場所を空高く羽ばたいていた!

– セフ


 
オーストラリアと日本から戻ってきたばかりで、この質問に答えるのは特別だよ。どれも全て異なる雰囲気やダイナミズムがあると気づいたんだ。「1-2-3 (One Step Away)」は確実に僕のトップ3に入るよ…そう、1曲だけ選ぶのがすごく難しいんだ!他の曲が何か知りたい?僕にメッセージを送って!一緒に話そう!「1-2-3 (One Step Away)」は、京都でプレイした時にエンディングが進化したよ…リハーサルじゃなくて、ツアー中のライブで発見するんだ。ライブのセットで『Between Illness And Migration』にアプローチするときの、様々に違ったアングルが好きだよ。

– ムース

僕がライブでプレイするのが好きなのは「Where Did We Lose Each Other」だよ。エッジやパンチが効いてるから、ライブでプレイするとガッツと激しさを僕に与えてくれるんだ。ライブで際立つこの曲のナチュラルなダイナミックさが大好きだよ。この曲での最高に素晴らしい瞬間の一つは、この間の10月に行った東京でのライブ…オーディエンスもみんな夢中でさ、もう最高だったんだ…深いレベルでこの曲を自分のものにして楽しんでくれているみんなを見て、本当に僕の中に聖なる炎が生まれたよ!そして僕たちはこの曲を狂った奴らのごとくプレイしたんだ!笑 ”where did we lose each other”という言葉が僕らみんなにとって、個人的にも全体的にも共通の呼び声、生きるための招待みたいだった。

– ベン

アレックスにこの質問をした時、彼は考えるのにとてもとても長い時間をとりました。あまりにも長かったので、またいつものように質問を避けようとしてるんだと思ったほどです…でも今回は違いました。とてもはっきりとした答えを返してくれたのです…彼にとってライブでプレイするのが好きな曲は「From The City To The Ocean」だそうです。そしてこの曲を京都でプレイした時は、とても特別だったと言っていました。その正確な理由については説明出来ませんでしたが、彼の中ではとてもクリアだったように見えました…お寺で絶対にすべきでないこと全てを行ったあの夜…鮮やかで、心が震えるような解放でした…

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Every Shadow Is A Curse – 「A View From Within」 オリジナル歌詞

「A View From Within」を一度でも聴けば、曲中にある日本語の歌詞に気づくと思います。ここで、翻訳される前の、アレックスによって書かれたオリジナル歌詞を公開したいと思います。

Every shadow is a curse
for true daydream breather
As we blossomed in the lights
of a new whirl of desires
Any whisper is a gift
worth a thousand cranes’ prayers
As we’re kneeling before dawn
dressed in new soulmate garments

私はバンドと一緒にスタジオにいたので、アレックスがこの曲に日本語の歌詞を加えたかった理由についてメンバーと話しているのを、光栄にも聞くことができました…

「A View From Within」の日本語のセクションは、私たちみんなが探し求めている光を表すように意図されています。曲中のほぼ全体を占める暗くて、悲愴な歌詞とのコントラストです。

Your kick stung right through my will
Sucked my desires forevermore
Your bites are no stranger to my skin
As you left me on the floor
Slow motion death as only view from within

(君の蹴りは僕の意志を刺し貫いた
僕の望みを永遠にぶち壊した
君の噛み痕は僕の肌に馴染んだよ
君が僕を床に置き去りにした時
内なる眺めだけに映る 緩やかな死)

分からない言語で表される光、それは私たちがいつも見えるわけではないもの、身の周りで一生気づかないかもしれないもの、ですがそれ故、真実でパワフルな希望の証。光は、弱いのと同じくらい、その本質に忠実であり続けます。

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Between Illness And Migration, Japanese Version: Dedicated To

”Between Illness And Migration”というのは、国籍、文化、言語、宗教、性的指向や個人的価値に関わらず、僕らみんなが経験する旅だ。それは信頼と失望が似通っている道、希望と不幸を区別するのが難しい航海、贖いと自暴自棄がいつも同じに見える遍歴。それは僕らの心と魂の個人的な状態なんだ。壊れた夢の暗闇が、僕らの生きたいという明るい望みの地平線を、曖昧にさせる場所。そのぬぐい切れない本質を避けたり否定したいと望むほど、人生のある時点で僕らはみんなその道を通る。周りの人々や愛する人々を助け、救えたらと思うほど、彼らがその旅の途中で道に迷っていたことを知るんだ…

何となく、僕らはみんな悲しみの影を生きたり、それに対処する方法を学ぶんだと思う。たとえ、時に自らの悲しみで嘆きを育てていたとしても。けれど、絶望や侘しさ、失望を抱えているにも関わらず、孤独の霧や苦悩に満ちた暗闇の時期を経て、光が輝けるかどうかを見るために、人生に再びチャンスを与える人々がいる…彼らは、その光のおかげで深い夜の恐ろしさを乗り越えられるんだ。たとえ、時にその光が最も弱い輝きや、最もぼやけた光の反射だったとしても。彼らは新たな朝の夜明けの色が、かつて日没の苦痛でできていた憂鬱を、ゆっくりと覆うのを見る。そして地平線が、新しい鮮やかな色合いの約束を紐解いているのを見るとき、彼らは永遠に失ったと思っていたものへの、新たな誓いの温かさを感じるんだ…かつて彼らを不幸の地に抑えていた全てのものを手放す時、彼らは人生の新たなヴィジョンを現実にする…許し、贖い、自由そして再生を経験する。それは彼らの震える肌を覆い、ゆっくりと彼らの心と魂の深みへとしみ込んでいく、再び芽生えた人生の温かさ…自由だ。

このアルバムは、夜の終わりへの親密な巡礼を綴ったライナーノートかもしれない。または、心に悩みを抱えた外国人が日本に平穏な家を見つけ、彼の新しい家を確固たるものにする素晴らしい人々へと恋をしたことの証かもしれない。このアルバムがどんな風に受け取られ、理解されようと、僕らみんなにとって共通の物語であることに変わりはないんだ。これは多くの個人的ルネサンスの物語的記録であり、全ての人が再生をするためのサウンドトラックでもある。

君が”Between Illness And Migration”を、心強い贈り物として受け取ってくれることを深く願うよ。君が自由になるためのインスピレーションになることを、誠実に祈り、そして願っている…捨てるんじゃなくて、手放すんだ。人生を思い切り抱きしめるためにね…君自身が自由に生きられるものとしての、何度でも自己改革できるものとしての、人生。そして、これまで君が僕に教えてくれたように、手放し、自由になるために、自分を見失う必要はないんだ。憂いと変遷の間は、再生へ、もうあと一歩の信頼なんだよ。君の足は疲れ果てているかもしれない。家へ帰る途中で、君は気を落とし、失望するかもしれない…けれど、愛が暗闇の中で君を導く光となるよう、祈っているよ。真の愛は君を裏切らない。僕はそれが真実だと知ってるんだ。だって、僕の深い絶望の時期から、君は何度も僕を救ってくれたから。

-Alex

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ウィンターブルー

アルバムのプロセスを通して、私は光栄にもバンドメンバーと一緒にスタジオにいることができました。そして彼らがアルバムと色を結びつけているのに、私はとても感銘を受けたのです。アイディアに命を吹き込む才能…言葉や音楽を通してだけでなく、写真や絵を通しても。彼らがよく口にしていたイメージは、アルバムの始まりを描写するものでした。そのイメージというのが、シンプルかつ複雑な、“冬の青さ”でした。

冬の空はいつもより青く見えます。多分、雪の白さとのコントラストのせいでしょう。もしくは空に、ある種の暖かさを見出そうとする私たちの想いが反射するのかもしれません。朝の寒さだけに見つけられる青、太陽が昇りきるずっと前、朝日が顔を出す瞬間。それと同じ冷ややかな、氷河のような、孤独を好む青。でも、最も優美な黄金の日の出、真紅の炎のような、赤紫色の燃えるような色も生みます。まるでその日が死ぬ前に、最も寒い朝でも自分が与えたい色によって、家と呼べるだけの暖かい場所を開花させることができるのだと、私たちに理解させようとしてるように。

そして、それがBetween Illness And Migrationの全て。冬の青さに色づかれた新しい夜明けを通して輝く、信じる心の光線から生まれる奇妙さに対抗する旅。それは、天から贈られたきらびやかな衣服で、その最も素晴らしい色を明らかにしています。

– ステファニー

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Satsuki Yami – 楽曲について

南三陸町災害ボランティアセンターへの訪問によりインスピレーションを受けて作られた”Satsuki Yami”は、絶望を通した信念、混乱を通した平和、自暴自棄を通した慰めという深い感情に満たされた音の景観を、聴く者に与える。音や曲自体の雰囲気を越えたイメージを明らかにしている心と魂の状態だ。そのアート&ノイズの構成とアバンギャルドな音楽的探究は、様々な人生のシーズンの本質、人々が信じるものの進化するエッセンスを彷彿とさせる深い考え、そして暗闇となった自らの夕暮れを手放し、朝日という新たな領域へと移る時の、心と魂の進化する交わりについての内省的なつぶやきである。これは新たな夜明けを迎える手…再生である。

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Your Favorite Enemiesのライブを見たことがありますか?

それは本当に素晴らしい経験です。一生忘れないものになります。その瞬間を言葉で説明するのは不可能です。バンドと観客との繋がりはとても強く、驚くほど激しいです。その夜の終わりには、自分が経験したことが信じられず、でも否定もできないような感覚になります。それはきっと毎晩メンバーがプレイするたびに、彼らがステージ上で全てを出し切り、そして再び生まれ変わるからではないでしょうか。私たちが観客として経験したことを、彼らもステージ上で経験するからです。私たちが観客の中で笑えば、彼らもステージ上で笑います。私たちが観客の中で泣けば、彼らもステージ上で涙を流します。私たちは、その日何が起こるのか想像もできないままライブハウスに到着しますが、彼らもまた同じ…何故なら、一つとして同じようにプレイされる曲はないからです。

“こう言うのは面白いんだけど、どのライブでも同じようにプレイしたことは一度もないんだ。僕らは、自分たちが何度も何度も同じように曲をプレイするiPodじゃないって信じてるバンドの一つだよ。僕らのは“オールイン”タイプの自由なんだ。それは不完全で、うるさくて、汗びっしょりだけど、本物だ。壮大な惨事と隣り合わせのような夜もあれば、素晴らしく心が高揚するようなひらめきとなる日もある。そしてライブに来てくれた人たちとのコネクションは、その夜の魂だ。全ては僕らがステージの上で抱きしめる瞬間、そして人々と分かち合い、曲を形づける交流についてだ。それは人々との驚くべき瞬間をつくり、残りのバンドメンバーを完全にクレイジーにさせる。僕が曲のフォームや構成からどんどん遠ざかっていく時にね!” – アレックス(オーストラリアの雑誌インタビューより)

ステージ上で起こるこの即興で一番難しいことは?ベンにとって、それはエキサイティングなものです。ジェフとしては、解放する難しさを感じます。ムースは自分の腕が最後までもたないのではないかと怖くなります。セフはフォローすべき微妙な変化に気をかけなくてはなりません。ミス・イザベルは、作曲中の瞬間に戻れたらと思うことがあります。しかし、それが瞬間の全て。一度終わってしまっても、自分の中で生き続け、否定出来ないほどの大きなインパクトが心に残るのです。でも、それを再現することは二度とできません。

お気に入りの瞬間は?

ジェフ:Ti-Guan Bar, Guangzhou, 中国 – 2011年5月14日
あれはとても激しかった。まるであの時が人類最後の日で、明日はもう来ないかのようだった!僕はプレイしている間、知らない間に観客にすごく近づいてたんだ。そして僕は思い切り叫び始めた。それまでの人生で叫んだことがないくらいにね。彼らは僕に叫び返して来た。最高の時間を過ごしたよ。自由が許された瞬間だった。自分たちが生きてるってこと以外は、どうでもいいかのようにね!

セフ:Concorde 2, Brighton, イギリス – 2013年5月17日
あれは、「Empire of Sorrows」をプレイしてた時、クレイジーでうるさいリードに入る前だった。俺は、観客と何かクレイジーなものを経験しようと、ステージの前へ行き彼らに近づいた。あの時、俺の中にあった感情を説明する言葉はない。だが、あれがとてもパワフルだったと言うことができる。あの瞬間から、ステージ上での俺はもう同じじゃない…

ムース:Les Mains d’Oeuvre, Paris, フランス – 2013年5月24日
時々アレックスは、僕のベースドラムに登って、心の中にあるものを吐き出すときがあるんだ。それは僕にとっていつも特別なんだよ。ある夜、彼は突然、僕のシートに足をかけ、共に叫ぶために彼の頭を僕の頭に近づけてきた。僕はこの瞬間を忘れないよ。まるで、この一瞬、僕らの夢を生きるために、共に分かち合ってきた年月、共に歩いた道を感じることができたかのようだった。本当に大切で、永遠に忘れない瞬間さ!

ベン:Midi Festival, Shanghai, 中国 – 2011年5月8日
アレックスは観客にむけて、解放と夢について話していたんだ。この言葉に深く感動した女の子がいてね…彼女は叫んでいて、それから泣き出した。僕は、それが彼女にとってどれだけ解放的に感じたか分かったんだ。まるで初めて全てを吐き出す自由を許されたかのようだった。その後、彼女は疲れきって、立っていることができなかった。でも近くにいた人々は彼女を持ち上げ、ボディサーフィンしたんだ。

ミス・イザベル:Red Sugar Jar, Shenzen, 中国 – 2011年5月12日
初めてライブハウスであんなにも激しく人々と繋がるのを見たの。突然15人くらいの人がステージ上で私たちと一緒にダンスしたり、私たちの楽器をプレイしたりしてたのよ。そうしてすぐに、他のメンバーはみんなステージの下にいて、それでもまだプレイし、私たち自身の瞬間をつくっていたことに気づいたの。結局私は、一曲まるまる女の子の手を握りながらプレイしていたわ。とても特別で、とてもスピリチュアルに彼女と繋がりながらね…

Your Favorite Enemiesのライブは経験です。
情熱的で、本物で、人生を変えるような経験。
日々の出来事でも、レコーディングでも、そしてライブでも。
だって、大事なのは自分自身でいることだけですから。

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A View From Within – 楽曲について

Your Favorite Enemiesによって書かれた曲の中でも、最も型にはまらない曲である”A View From Within”は、夜を匂わす、みだらで官能的、そして曖昧で自己懐疑なトーンを持っている。それは幻想を生きる現代の快楽主義と、永遠に純粋でいたいという望みによる心の葛藤を反映したものだ。アレックス・フォスターのボーカルパフォーマンスは“貧欲”的な個人のもがきを表し、習慣に反抗する親密な囁きへと人々を連れて行き、抑制の恐れにまみれた本質を捨てるよう招待をしている。バンドは、息を切らすようなグルーヴに乗って目がくらむように流れる、独特の雰囲気に揺れるギターと物憂げなキーボードの華やかなブレンドで、人々を素晴らしく狂乱へと導く。そしてフォスターの、“複数の層からなる理解”を与える歌詞へのアプローチによって、日本人女性が囁くカウンターパートは、”A View From Within”に魅力的なエッセンスを与え、初めて聴いた時に感じる官能性以上に、曲の本質が深まる。自分自身を情熱的な情事の中に見つけるかもしれないし、深いスピリチュアルな瞑想の降伏の中で見つけるかもしれない。これはYour Favorite Enemiesの、どんな妥協的な回り道をせずとも、感情的スペクトラムの両端へと触れることが出来るユニークな才能の一つである…曲の理解がリスナー次第というのが、これで明らかになっただろう。

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Empire Of Sorrows

「Empire Of Sorrows」の作曲は、後に『Between Illness and Migration』の心と魂となるものへの特徴的瞬間となった。インスピレーションは思わぬところから来たんだ。そして言葉が、流れる音に乗って純粋で自然に出て来た。その時は、「Empire Of Sorrows」がアルバムの心の基盤になるなんて思ってなかったよ。アルバムの起点となったユニークな曲なんだ。このアルバムは、スピリチュアルなファッションに包まれた良い曲の集まりではなく、人生の旅を紐解いているもの。“クール”を自称するものや、自分を良く見せたいという野心で書かれたものではなく、真の心と魂が形になったものだ。それが”Between Illness and Migration”の全てだよ。ここに僕がみんなと分かち合いたかった「Empire Of Sorrows」の短いビデオがある。曲を理解するのにライブパフォーマンスほど良いものはない…少なくとも、僕にとってはね…

アレックス

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